5月5日に、第一回 渡辺明杯 かつしか子ども将棋大会を開催いたしました。
昨年11月に出来た「所司一門将棋センター青砥店」が主体となって行う、
最初の大型イベントです。5/3から大盛況の「青砥将棋まつり」の大トリでもあります。
地元葛飾区出身の渡辺明棋王の冠大会ということで、大勢の方にお越しいただけました。
場所は「青戸地区センター」と「所司一門将棋センター青砥店」の二か所で行いました。
メイン会場は青砥地区センターの4階で行いました。
開会のあいさつは、主催であり所司一門将棋センター代表の所司七段。
渡辺棋王も大会の審判委員長として挨拶がありました。
一門棋士と奨励会員も大勢参加しました。
会場は大勢の参加者でにぎわいました。130名くらいでしょうか。
保護者の方や指導対局希望の方を含めると200名を大幅に超える来場者数でした。
色紙や棋書の販売も行いました。
いよいよ対局が開始。
参加選手の対局を見て回る所司七段。
地区センターの3階では、指導対局イベントも行いました。
渡辺棋王は、大会運営の傍ら指導対局も行いました。
石井五段・近藤五段も大勢の方と指導対局を行いました。
加えて、午後からは宮田六段・石田五段も参加し、
総勢五名の一門棋士が指導対局を行いました。
対局もスケジュールよりも早く、順調に進みました。
各クラスの入賞者は以下の方々です。
<名人クラス>
葛飾在住、葛飾の小学校に通う子供たちの部門です。参加者の棋力はまちまちですが
優勝者は三段前後でしょう。初代かつしか子ども名人は全勝で幡谷くんに決定。おめでとう!
優勝:幡谷明恵くん
準優勝:島津蒼大くん
三位:藤田隼ノ介くん
四位:杉江諒太くん
五位:中川真穂さん
六位:福島捺美さん
<Aクラス>
四段以上の最強クラスを制したのは、内山あやさん。全勝優勝は見事の一言。おめでとう!
優勝:内山あやさん
準優勝:松村亮汰くん
三位:桶屋武斗くん
四位:美濃島檜くん
五位:福田 旭くん
六位:塚林歩希くん
<Bクラス>
初段から三段までの実力者がそろったBクラスは、小濵周くんが優勝!おめでとう!
優勝:小濵 周くん
準優勝:德永研吾くん
三位:秦野智聡くん
四位:有働英永くん
五位:北原 優くん
六位:渡辺勇平くん
<Cクラス>
最も参加者数が多かった最激戦クラスは、砂原 湊くんの優勝。おめでとう!
優勝:砂原 湊くん
準優勝:吉岡 優くん
三位:能智孝明くん
四位:笠原はるきくん
五位:後藤爽太くん
六位:黒河内嶺己くん
<Dクラス>
初心者~初級者が対象のDクラスは、小林 凛さんが優勝。おめでとう!
優勝:小林 凛さん
準優勝:山岸拓くん
3位:飯田厚志郎くん
4位:近藤健二郎くん
5位:濱本正太郎くん
5位:香川 湊くん
すべての対局が終わり、
いよいよ初代かつしか子ども名人対渡辺棋王の記念対局が始まりました。
幡谷くんは随分と迷い「自信がない」と言いながら、
最終的には厳しい手合いでの対局を選択したようです。
結果は惜しくも敗戦。負けたのは残念だけど、
きっと良い記念になったと思います。
2018年の子どもの日、渡辺棋王と一対一で
記念対局を指せたのは、世界で幡谷くん1人ですから。
棋戦:第1回 渡辺明杯 かつしか子ども名人記念対局
手合割:飛香落ち
下手:幡谷明恵 第一回かつしか子ども名人
上手:渡辺明棋王
△3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲2五歩
△3三角 ▲3八銀 △4二銀 ▲2七銀 △4三銀 ▲2六銀
△6二玉 ▲1六歩 △4五歩 ▲1五銀 △8八角成 ▲同 銀
△3五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀 △3六歩 ▲同 歩
△5五角 ▲3七角 △2七歩 ▲5八飛 △3七角成 ▲同 桂
△2八角 ▲2五桂 △1九角成 ▲2二歩 △同 金 ▲1一角
△3二金 ▲2二歩 △3四銀 ▲2一歩成 △2五銀 ▲3三銀成
△同 金 ▲同 角成 △3六銀 ▲4八金 △7二玉 ▲3四馬
△4六歩 ▲同 歩 △4七歩 ▲3八金 △6二金 ▲4四桂
△2八歩成 ▲同 金 △5四香 ▲5二金 △同 金 ▲同 桂成
△4八歩成 ▲同 飛 △5七香成 ▲5八金 △4八成香 ▲同 玉
△2八馬 ▲5七玉 △6五桂
まで69手で渡辺棋王の勝ち
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四時半にはすべての対戦、表彰、指導対局が終了。
大きなトラブルもなく無事に第一回の渡辺明杯を終えることができました。
参加いただいた皆様、お手伝いいただいた皆様、
これまで応援していただいたすべての皆様に、心よりお礼申し上げます。
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五時半より、朝早くからお手伝いいただいたスタッフの皆さんを中心に、
青砥店の教室の生徒さんを交えて懇親会を行いました。
所司代表の挨拶、渡辺棋王の乾杯の音頭で懇親会がスタート。
プロだけが知る面白い話、書きたい話もたくさん聞けましたが、
あくまで大会がメインですので割愛させていただきます。
一点だけ書かせていただくとすれば、
渡辺棋王から「来年もぜひ続けたい」との話があったことです。
その話を聞いた我々スタッフは、もっと力をつけて、
大会をスケールアップさせていくことを決意しました。
でも、すべてはファンの方々のご支援、ご声援があってこそです。
今後とも所司一門棋士、奨励会員、センターにご高配賜りますよう、
なにとぞよろしくお願い申し上げます。